事務所設立以来 40 数年、仕事は国内外半々、時代の移り変わりを身をもって体験してきました。
その間、建築分野における環境の変化にも著しいものがありますが、特に近年のインフォメーションテクノロジーの発達に伴う現代建築の表現手法における進歩は、建築設計のあり方に革命をもたらすものだと認識しております。

今では、建築家によって創造された仮想空間の多様なメディアによる表現または体験が可能です。それに伴い、細部に至るまでデザインする者の意志を反映した、より個性的なインパクトのある設計が可能となり、かなり大規模なプロジェクトにおいても、概念設計は勿論、その後の設計プロセスまで、一人の建築家によってコントロールできるようになりました。

建築設計事務所の価値は、建築家の想像力、プロジェクトに対するコンセプトに集約されることになり、我々は、これらを今まで以上に明確にアピールできるようになると思われます。

弊社は、概念設計から、基本設計、詳細設計、施工監理までの 4 段階を一貫して行うことを基本としますが、各段階の必要性に応じ（特にコンセプト創り）ソフト面で専門家を活用するなど、事業効果の発現、持続性をハード・ソフトの両面で確保することに最大限留意した業務を行います。